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単眼的ギタリスト

網膜剥離で右目がほとんど見えなく、且つ何事にも単眼的思考に陥ってしまいやすい管理人のブログ

Egnater / Rebel-20 パワー管交換

やっとの事でパワー管交換です。
本当は訳あってもっと早く交換すべきところだったんですが、中々タイミングがあわず今月になってしまいました(◎-◎;)

というのも、元々搭載されていたパワー管はEgnaterのロゴが入ったGT管。このGT管には番号が振ってあり同一の番号なら煩わしいバイアス調整せずに交換出来るというのが魅力的な真空管です。
因みにオフィシャルの画像から判断するとRebel-20には5番のEL84管が2本入っている筈なんですが、小生所有のものは3番と4番がそれぞれ1本ずつ搭載されていて、この時点ですでにバイアスが狂ってね?とも思ったんですが、なかなか調べて貰う機会も時間もなくただただ日にちだけが過ぎておりました。

後日プリ管を交換するときにヴィンテージサウンドの存在を思い出し、ちょうどバンド練習が空いたんでバイアス倶楽部に入会する事に決めた訳です。

早速問題のパワー管を送り測定してもらうと、4番のEL84管と6V6管の数値は約27で調節されていたのですが、3番のEL84管の数値は23しかなく、案の定バイアスが狂った状態でした(今まで良く使えたなぁ^^;)
今回購入することにしたMullardとJJは高パワー設定なので、数値は34でバイアス調整してありました。

100409_1517061.jpgパワー管を送って4日後、無事真空管が到着しました。
早速REBEL-20に取り付けサウンドチェック。

今回はオーダーメイドシステムを利用し、かなりわがままな出したい音を伝え、それならばと選択してもらったんですが、思いの外ドンズバの音に仕上がってました。

まずクリーンは甘くシルキーな音色で余分な低音が一切無く、今まで使用してたクリーンと違いキチンと音に芯があり、他の音に埋もれない難いものになりました。
また、エフェクター(特に歪み)ののりが抜群に良く、よりエフェクターの個性が再生されるようになりました(*^_^*)

ただ残念だったのは今までのように、EL84管と6V6管の差がハッキリ判らなくなって変化を楽しめなくなった事ですね。
でもこれは今回のオーダーでなるべく小生の好みに近い真空管を選んで貰った結果なんで、しょうがないことでしょうf(^ー^;
まあそれにしてもTUBEMIXを回しても殆ど変化が無くなったのは逆に凄い事なんですが、それでもやはり僅かながらEL84管と6V6管の特性の差は出てるので、2〜3割ほどEL84管側に調整しました。

なんとか無事パワー管も問題なく新しくできてホッとしてます。
新しいものに変えましたが既に90日間エージングされているので、使い始めからでもイイ音が楽しめました。また以前に比べ音量もUPしパワーにも余裕が出来たように感じます。
今週末に久しぶりのスタジオ練習があるので、大音量で鳴らして音の変化を楽しむぞ〜(^o^)/~~~

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Comment

無題

  • cats
  • 2010-04-13 01:30
  • edit
番号の振ってあるGT管ってのは普通に入手できるGT管ですか?
それともEgnater(代理店)経由でないと入手できない
GT管なのでしょうか?

GT管

  • @世阿弥
  • 2010-04-13 09:05
  • edit
普通に入手できるGT管ですよ。
下記のサイトに詳しく書いてあります。http://www.cfe.co.jp/groovetubes/aboutgt.html

ただ通常の店なんかで買うと番号を指定して買う事はなかなか難しい(出来ない)と思うので、
こういうサイトで購入した方が間違いないと思います。
http://item.rakuten.co.jp/cfeonlineshop/gt6v6ssg/

うまいGT

  • cats
  • 2010-04-14 01:03
  • edit
なるほど。番号を合わせて交換すればバイアス調整不要になる
GT管を使っているとはEgnaterさん気が利きますね。
というかGrooveTubeが気が利いているのかも。

かなり勉強になりました!

こんにちは。

REBEL-20で検索してたどり着きました。

GTの情報、大変勉強になりました!
どうもありがとうございます!

僕も自分のREBEL20の真空管確認してみようと思います!

無題

  • @世阿弥
  • 2010-05-31 15:51
  • edit
U-Hiさん

お役に立てて何よりです(*´∀`)
また何でも良いので、色々書き込んで下さいな

TADも

  • Cuetron
  • 2010-06-25 14:55
  • edit
(Tube Amp Doctor:Laneyのアンプで使われているやつ)
チューブに番号を振ってあります。
(ただし、日本で売っていない・・・)

同じ番号が振ってあっても、バイアスが他少バラけているかもしれませんね。
私もバイアス倶楽部に入りました。なかなかマニアックでいいなと思います。
ここでみてもらっていたら同じ番号のGT管もバイアスが違っていたので・・・(経年変化もあるとは思います)

なるほど

  • @世阿弥
  • 2010-06-25 15:12
  • edit
Cuetronさん、貴重な情報ありがとうございます!

こうやって色々調べてみると真空管も色々と奥が深いですよね。
でも最近ではちょっとしたバイアスのずれが結果的に60年代や70年代のサウンドに一役買ってるのかなぁとも思ったりなんかしてます(´ω`)

GT管のずれは外国の方からすれば許容範囲なのかも知れませんね。
でもバイアス倶楽部みたいにきっちりと数値が合わせてある方が使う側からすれば安心しますが(^^;
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