先日入手したSuhrですが、注文していた弦が届いたんで早速弦交換も兼ねてキャビティ内を見てみることに。
さすがハイエンドギターを代表するだけあって細かいところまで丁寧に処理してあります。
カーボンを含んだ伝導塗料もキレイに塗布してあります。
コンデンサーはJupiterが搭載されてます。浅い知識ではありますが、今までSuhrには同コンデンサーがデフォで乗っている個体を見たことがないので、こちらは前オーナーが手を加えた部分だと思われます。
そしてこれが件のピックアップです。見づらいかもしれませんが、ハムバッカーには打刻でN2やB3とモデル名が付けてあります。
色々調べてみるとB1とかN1などのモデル名はOEMでMusic ManやIbanezに提供しているもののようです。
Suhrも初期はDimarzioを乗せていたようなので、もしかしたらOEMでの提供品なのかもしれません。
センターは裏側を見てわかったのですが、これはスタックタイプのシングルのようですね。
縦方向にシングルとダミーを置くことでノイズを少なくするものなんですが、これはどこを調べても同型番が出てこないのでこれ以上は判別不能でした。
搭載されているN2は現AXISにも乗っているものですが、ダブルホワイトだったりダブルスクリューだったり、B3も同様の処理をしてあることからMusic ManにOEMしているモデルとまた別に作られたもののようです。
一節によるとB3はSteve VaiがPogoというギターに搭載しているBreed Bridgeの前身モデルというものらしいんですが、音の傾向もあまり似ていないような印象なので定かではありません。
結局、センターのピックアップがスタックタイプだったということ以外、余り成果が得られませんでした。
ただ前オーナーが高出力を望んでいたのかかなりピックアップを高めに設定してあったので、せっかくのタップ音が殆ど使えたものではありませんでした。
だもんでい程よい高さまで下げてあげることで、バランス良くオールマイティーに扱えるようになりました。
いつもならコンデンサーや配線材など一通り好みに変えちゃうところですが、今のところ主だった悪い部分もある程度の調整で解消できたので、このままいこうと思ってます。