最近レスポールを購入したら必ず測っているNeck Dimensions。
今回も実測してみました。
今まで活用させてもらっているモデル別のNeck Dimensions数値は以下の通り。
※単位はインチ
58 Reissue 1F:.910 12F:1.010
59 Reissue 1F:.900 12F:1.000
60 Reissue 1F:.800 12F:.920
BlackBurst 1F:.900 12F:.990
TAK DC 1F:.850 12F:.990
"玲" 58 Model 1F:.910 12F:1.030
Victory MVII 1F:.790 12F:.910
TAK Firebird 1F:.840 12F:.980
Autergo 1F:.910 12F:.980
Severn 1F:.770 12F:.870
やはりこうやって並べてみると58年モデルが肉太く、ストラトシェイプになると薄くなっているのが良くわかります。
で、件の琥珀の数値はというと・・・
"Buck Burst" 58 Model 1F:.940 12F:1.020
1Fが他のに比べかなり太くなっているのがわかります。
そういえば工房の田中さんも『58 Modelはやっぱりネックが太いですね』って言ってたっけ。
玲の方が握った感じでは太く感じたんですが、Buck Burstのほうがより平均的に肉太くなっているとういうね。いやぁ、感覚だとホント分かりませんねw
ただ、弾きづらいということはまったくなく、玲のときも感じたんですがとにかく手にフィットするシェイプに仕上がっているので、弾いていてストレスは全く感じません。
某オークションサイトにて一目惚れして、即断即決したLes Paulがコチラです!
愛して止まない2014年製の1958 Les Paul Reissueです。
今回個人からの購入という事もあり、行きつけの工房であるスタジオグリームさんに直送してもらい、色々状態確認と簡単なMod.を施してもらいました。
既にデフォからいくつか変更点があり、出品時には所謂Jimmy Page風にアレンジされたギターでした。
(※ボディーの画像はオークション出品時に掲載されたもの)
確認してもらったところ、牛骨に交換されていたナットの整形は上手くできてるものの切込みが甘く、ナット近くでコードを弾くと音がバラけるとのこと。またネックが順反りだったこともあり、ネック調整と合わせて最高の状態に調整してもらってます。
それとブリッジの切り込みが若干ながら6弦側にズレていたんですが、演奏やサウンド面にはほとんど支障がないので、コチラは見送りました。
また今回行ったMod.は以下のとおりです。
・リアをCustomBuckerから57 Classic
・内部配線材をFirebirdにも施したヴィンテージワイヤー
・コンデンサーをリアにTiny Chief(後にBlackBeauty)、フロントにPHILCO(後にTiger)
リアはバンドメイン機にするため、以前CustomBuckerを搭載したBlackBurstを使用していた時に感じた不満を払拭するため悩んだ末に、57Classicをチョイスしました。
先出したとおり、Jimmy Page風に仕立てられていた為リアのみカバーが外された状態でしたので、それに合わせて57Classicもダブルブラックを選び、ついでにフロントのカバーも外しました。
内部配線材はTAK Firebirdに使用したヴィンテージワイヤーが思いの外良かったのもあり、まだ1m以上残っていたので早速交換しました。
コンデンサーは一番悩んだんですが、まずはお気に入りのTiny Chiefをリアに使用し、フロントには若干のバイト感を加えるためPHILCOにしました。
この部分は今後変更するかもしれないので、まずは手持ちで様子見です。
そして一番見てもらいたいのが、一目惚れしたこのメイプルトップです。
現地でハンドセレクトされたもので、Real TopというAegd用に使用されているメイプルをVOS仕様(しかも59年モデルではない58年モデル)に使われている、ある意味イレギュラー品である本機にはフレックがいたる所にたくさん入ってるのが見て取れます。
フレックは所謂ハードロックメイプルの見分け方の一部らしいのですが、諸説ありイマイチ信憑性はありません。
※追記(2020.7.9)
トップ材に使用されている杢はブリスターで間違いないとのことで、ブリスターはハードメイプルから採取されるとのことなので、トップ材はハードメイプル確定です。
また、カラーはCollector's Choice #17に採用された"Buck Burst"を用いてあり、カラーの名前も"Buck Burst"というそうです。
今まで持ってたレスポールと比べても一番音がタイトで立ち上がりが良く、更にキルトが特徴的なTakBurstと比較しても音の丸みは感じないし、どちらかといえば音の出方はイースタン・カーリーメイプルを使用したVictoryに似ています。
実際に2016年製と弾き比べましたが、ハイミッドの出方が全く違うのがよくわかります。
娘に聞かせても如実にわかるレベルで、ちょうど狙って欲してた部分なので嬉しい限りです。
流石にバラードやBluesなどは2016年製に軍配が上がりますが、ロックやバンドでの演奏なんかでは2014年製が抜きん出てる感じですね。
これでサウンド的に気に入って大事にしていきたい2016年製とTAK Firebirdは主に自宅弾き用として、実戦向きのサウンドに仕上がった2014年製をバンドのメイン機として使い分けながら、これからも大切に弾き続けていこうと思っております。
先月のことですが、自宅で練習していると、急にTAK WAHからノイズが発生!
あわてて、以前使ってたCRY BABYをひっぱり出してくるものの、今度はスイッチが軽く踏み込む度にカチャカチャ鳴って気になる始末……これは修理を依頼だな……
最初は片方だけの修理も考えたけど、予備があった方が、急なトラブルにも対応できるとの考えで両方ともいつもの工房で修理してもらいました。
TAK WAHはギアのポットがダメになってしまってたので交換。
CRY BABYはスイッチを交換し、それぞれのWAHを調整し、無事元通りと相成りました。
自宅に帰り、チェックも兼ねて両方とも使用してみたんですが、久しぶりに使ったこともありCRY BABYがなんかしっくりきたんで、一時はコチラを据えることにしました。
HELIXにも内蔵してるWAHだけど、こればかりはアナログに敵わない部分なんで、これからも愛用していきます。
先月12日に父が他界し、四十九日も無事終える事が出来ました。
思い返せば、父の肝臓癌が再発したのが昨年11月。それから骨に転移した癌が骨を溶かしはじめ、1月3日には急に自立歩行が困難になり、それからは松葉杖や車椅子の生活を余儀なくされ、同居している私もなれない介護でギターを弾く時間がめっきり少なくなりました。
その後は入退院を繰り返し一進一退の病状の中、9月に入り急変し他界しました。
最後は個室での生活で寂しい思いをさせてしまったことが心残りでしたが、自宅にいる間は精一杯、自分なりに寄り添った介護が出来たと思ってます。
惜しむらくはもう少し親孝行したかったなぁ・・・
その後気持ちが落ち込みギターも中々手に付かない中、運良く開催されていたラグビーW杯での日本代表に力づけてもらい、大会中によく流れるB'zの『兵、走る』をコピーしようという気力が湧き立ち、ギターを弾くことで段々落ちた気持ちを新たに奮い立たせることが出来ました。
こういう時にギターを趣味にしてて良かったと実感できました。
そんな中、少しずつ以前のような生活リズムを取り戻すべく、今年の頭から休止していたバンド活動にも力を入れようと考えております。
で、もっと自分に活力が出てくるようにと、新たなるギターを入手しようと思い立ちました。
少ない予算のなか、色々検索しつつ見つけたのが某オークションに出品されていたレスポール。
最初はデジマートなどで候補が5本ほどあり、どのギターもなかなか決め手が付かなかった最中に、一瞬にして一目惚れしてしまいました。
なんとか予算ギリギリで落札でき、今はホッとしております。
今回入手できたコイツは再開するバンドでのメインに据えようと画策しており、今思いつく限りのMod.するつもりです。