昨日末に購入したのにも関わらず、テニス肘の為に今年はほとんど乗る機会が減ってましたが、ようやく痛みも無くなりつつあるので久しぶりに乗ることにしました。
しかしこのタルタルーガ、中古で購入したからか、入手してすぐグリップのゴムが劣化して若干ベタつくのを感じてました。
まあその時は寒い時期だったんで手袋して乗ってたというのもあり、あまり気にしてなかったんですが、この時期はさすがに素手で握るんでベタベタが気になってしょうがない!
っつうことで、Amazonさんからグリップをお取り寄せ。
今回はベタつきが無いように革グリップをチョイス。
汗や雨、汚れが気にならないように色も黒にしました。
まだ暑いし長距離乗るのは先になるんで、今から少しずつ乗り込んで気になるところは整備しないとな(^_-)
Gibson / Victory MVⅡについてあまり知られていないので、詳しく調べた事を記載しておきます。
Gibsonが変わったシェイプのギターをバンバン製作していた70年後半から80年前半。
経営的にも苦かったこの時代にVictoryシリーズは誕生しました。
因みにVictory MVの『MV』とはMulti Voiceの略です。
この時代は音楽的にもメタルが台頭して来ており、ギターのシェアもトレモロが搭載されているストラトタイプに取られ、レスポールを復活させたばかりのGibsonには向かい風が吹いてました。
そんな折、自国の音楽であるカントリーに目をつけた訳ですが、取り分けこのジャンルもFenderがシェアを誇っていたため、それを打開すべく製作されたのがこのVictoryです。
VictoryシリーズにはMVⅡ、MVⅩ、BASSがあり、それぞれMVⅡはテレキャスター、MVⅩはストラトキャスター、BASSはプレシジョンベースの対抗馬として作られました。
特にこのシリーズは通してネック、ボディーにイースタン・ハードロックメイプルが使用されおり、重量を犠牲にしてでも過酷な環境・ステージにも耐えうるものとして選択された経緯があります。
ボディーシェイプはFenderを意識したダブルカッタウェイになっていますが、ギターの方はGibson伝統のセットネックが採用されたり、スケールが24 3/4になっていたりと、Gibsonらしさが細部に残っているのも特徴。
更にMVⅡとMVⅩは見た目こそあまり違いはありませんが、細かいところでは2点ほど差異があります。
1点目はピックアップ。
実際のピックアップもそれぞれに全く違うものが搭載されています。
MVⅡはフロント / Velvet Brick リア / Magna Ⅱ
MVⅩはフロント / Magna Plus センター / Super Stack リア / Magna Plus B
(よく間違えらてますが同ピックアップは同時期に製作されていたSonex Deluxeシリーズには全く搭載されていません。)
見た目はMVⅡがH-H、MVⅩがH-S-Hですが、実はMVⅩのセンターにはSuper Stackというハムバッカーが搭載されており、H-H-Hの配列なんですね。
もちろんコントロールはMVⅡが3way、MVⅩが5wayになってます。
2点目は指板。
MVⅡはローズウッド、MVⅩはエボニーが使用されています。
ここまで精力的に新しくVictoryシリーズを作製したGibsonですが、販売は真逆にひっそりとしたものでした。
当時のカタログにはほとんど掲載されておらず、専用のPOPも81年と82年の2つだけ。
また84年まで製作されていたものの、大部分の大量生産は1981年の下半期と1982年の第1四半期に限定されていたようです。
これはGibsonバイヤーからあまりにもFenderライクなVictoryが不評を買ったのが原因とされています。また実際の音も同社のRDに近いため、当時のFenderのファンからも見向きもされませんでした。(販売価格が高価だった為という噂も・・・)
ですが最近になりアメリカ本国でも80年代のギターが見直されつつあるので、この流れに乗って是非Victoryも再評価されて日の目を見てもらいたいものです。
In Your Town 2017 熊本公演
使用ギター(使用頻度順)
Flying V Korina 50th Anniversary 2008
Les Paul 1958 Reissue Chamberd Lightly
TAK DC Gold Top
TAK Firebird Vintage Sunburst
Les Paul 1957 Reissue Gold Top
1959 TAK MATSUMOTO Les Paul
KILLER GUITARS KG-PRIME
案の定、お気に入りのFlying Vが使用頻度ダントツトップ!
次いでGibsonからプレゼントされたLes Paul 1958 Reissue Chamberdもかなりの頻度で使用されていた。
TAK Firebirdの出番は無いかと心配したが、アンコールの2曲での使用。とてもキレのある音色を響かせていた。
予想外だったのが、たった1曲でしか使用しなかった1959のレプリカモデル。
発売以来、広告やMVでの使用が多かったので逆に肩すかしをくらった感じ。
また数年前のツアーでも使用したタッカンのシグネチャーが使用されたのも驚愕させられた。
あと久しぶりにDCの登場だったが、CustomではなくGold Topを今回はチョイス。
主に90年代の楽曲に使用されてたのがとても印象に残った。
何はともあれ、以前に比べかなり頻繁にギターを持ち替えてたのが面白かった。
(前はどちらかといえば、チューニングで持ち替える事が多かった為)
また、色んなギター(主にGibsonではあるが)を使って演奏していたので、ギターフリークとしてはとても楽しませてもらえたライブ。
夏フェスの出場に合わせて激しい曲が多く、みる側としてはとても楽しく疲れるライブでもあった。
ようやくmod.が終わったMV Ⅱですが、やはりテレキャスの対抗として作られただけあって高音がちょっとキツい。
キツいだけならまだしも、その音域がノイズにも影響してるのでどうにかしたいところです。
そこで色々考えてたんですが、いっそのことトーンを固定してしまうことを思い付きました!
ただ、問題は固定方法。
昔の横山健の様にテープで固定するのが一番なんでしょうけど、如何せん見た目が……
そこで、ノブの下に両面テープを貼って固定することを思いついたんですが、ポッドが高く固定するには何かジグが必要なんですね。
ちょうど良い高さの持ち合わせはスポンジしかなく、細かく切ってボディーに貼り付け。その後スポンジとノブにマジックテープをつけて固定する方式を取りました。
なんとか簡単に回らないようになったんですが、どうも強度的に心許ない。
また家捜しして何かないかと探していたら、良いものを発見!
それが、このストラップ・ラバーです。
手放してしまった79年のストラトキャスター用に購入していたもので、スッカリ存在を忘れてました。
早速取り付けてみると、ラバーの穴がちょうどポッドの大きさにピッタリ!
しかも高さも2枚咬ませることでちょうど良い高さになりました♪
おかげでトルクも簡単に動かなくなる程度に重くなり思い描いていた通りなりました!
完全に固定してないので演奏に併せて調整も出来るし、まさに一石二鳥♪
まさかこんな事に利用できるとは……やっぱりなんでも大事に取っておくものですね。
前回工房へお願いしたリペアですが、実は1週間前に一度受取に行きました。
その時は気づかなかったんですが帰宅後試奏してみると、3WAYスイッチレバーの故障とまだ発生してしまうハウリングの為、再度リペアのやり直しに・・・orz
で、前回の際は内部キャビティのシールディングと配線材・コンデンサーの交換、フレット処理、ナットの再整形などお願いしてたんですが、今回は更にスイッチレバーの交換、ピックアップのポッティングを追加で依頼して来ました。