改めて11月のライブ映像を見返してみると、初めてライブで使用したSevernの音抜けが今ひとつなのが気になる今日このごろ。
なまじっか他のギターの音抜けが良いものばかりなので、持ち替えた時にその差がどうしても目立ってしまうんですが、この時はシングルコイルの音を欲していたので背に腹は代えられない状況でした。
どうしたものかと考えていた最中、Lucida(Rittenhouse Guitars)を入手してみて色々弄った際にこれは使えるんじゃ?と思いついたのがサドルネジの交換でした。
たった千円ちょっとの値段で、しかも1センチ程度の部品を交換するだけで音が劇的に変化したのをLucidaで実感できたので、うまくハマればSevernにも応用できるのでは?と。
思いついたが吉日ということで、早速一番の懸念であるネジのサイズを測ることにしました。
Severn自体、Knaggs Guitarsのオリジナルブリッジが搭載されているので、各パーツも独自のサイズが使用されているかもと思っていましたが、ネジサイズはFenderと同じインチサイズの物が使用されており、まずは第一段階クリアー。
その後千葉からお取り寄せすること2日。
Lucidaでもお世話になった『MONTREUX Stainless Oval Point』が届きました。
早速交換しましたが、作業自体1本1本ネジを取り替えるだけだし、今回レンチサイズが同じもの同士だったこともあり10分足らずで完了。
デフォのネジの先端を確認しましたが、他のメーカーと同様に凹状でした。
デフォのネジはかなり短く、どんな設定にしてもサドルから出ることはなかったんですが、今回はこんな感じでどの弦もちょっとネジが飛び出る格好となりました。
まあ、このくらいの飛び出しはほとんど気にならないくらいで演奏にも全く支障をきたさないので問題無し。
肝心のサウンドですが、もうね感動するくらい変化しましたよ!
まず感じたのが低音の出方。以前に比べかなり太くなり線の細さが一気に解消。
そして一番の音抜けですが、Lucidaで感じた音が前で鳴る感覚がSevernでも体感でき、しかも音のハリが格段に良くなったので持ち替え時に感じていた音量差も気にならない程になりました!
この変化は目から鱗ですね。
Lucidaを手にしてなかったら全く注目しなかった部分だっただけに、変化の具合もひとしおです。
タップ状態でもより音のシャープさが増したし、まさにいい事づくし♪
弦を支えている大事な部品の一部なだけに、その部品のもつ重要性も再実感させられました。