入手した当初からちょっとトルクが軽く、少なくとも演奏に影響の出ていたVictoryのポット。
トーンの方はレバースイッチ切替時に触れやすく回りやすいので、試行錯誤の結果、手持ちのストラップブロックを2枚挟む事で無理やり解決させてました。
ただボリュームにも同様の処置をしてしまうと逆に固くなりすぎて音を消したいときにスッと落とせないこもあり、結局は演奏中にその都度ボリュームを確認しながら弾くという選択肢をとっておりました。
ただ6月に行ったライブで久しぶりに使おうとスタジオで練習してたとき、セットリストがストロークが多くボリュームにいつも以上に神経をすり減らす結果となってしまい、結局8年ぶりにオリジナルギターにメインを譲りました。
入手当初は81年製ということあり、あまりパーツを弄りたくないという思いがあったので交換という発想を捨てていたんですが、ハウリング問題やP-90に換装する際にボディーを削ったりしたのもあり、今回ようやくボリュームポットを交換する手はずとなりました。
今回購入したポットはこちら。適度なトルクにチューンナップされたカスタムCTSです。
久しぶりの作業なので画像を取るの忘れて既にポットにヤスリで傷をつけてます。
ちょっとわかり辛くなってしまいましたが、2枚目が作業後です。
工房に以前作業をお願いしたときに内部ワイヤーが最短で付けられてたこともあり、取り外しなど少し難儀させられましたが、なんとかはんだ付けし通電を確認。
表面に戻すとピカピカのシャフトがこんにちは。
上のトーンポットは前出したとおりストラップブロックが2枚重ねで取り付けてます。
この後ノブを取り付けトルクを確認しましたが、程よい重さで乱雑に触れても回らないし本当に丁度良いトルクでした。
最後に弦を張り直し音を確認。
特にわかりやすかったのはフロントにした時ですが、交換前と比べ中低音の張り出しが以前よりも良くなりました。
どちらかというとオールメイプルでテレキャスターに対抗して出来たギターなので高音の張り出しが強かったですが、今回の交換でいい感じに中低音が持ち上がり以前よりも扱いやすい印象になりました。
こうやって交換してしまうとなんでもっと早く交換しなかったんだろうって思ってしまいますよね。
まあ色々試行錯誤してく過程も楽しいんだけど。