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単眼的ギタリスト

網膜剥離で右目がほとんど見えなく、且つ何事にも単眼的思考に陥ってしまいやすい管理人のブログ

元の鞘に収まる

一番最初にパワー不足や低音の弱さ、高音のイナタさを感じネックプレートをデフォからFREEDOMへ換装していましたが、色々と他の場所に手を付けていくうちに逆に低音が強く鳴りすぎるようになったので、元に戻すことにしました。


特に低音や高音部は裏バネとストリングリテイナーで上手く補正出来たのが大きかったようで、最初に持った物足りなさや違和感を見事払拭することが出来ました♪
結局他のギターとの差をどのように持っていくかで悩んだけど、ボディー材にホンジュラスマホガニーが採用されていることもあり、レスポールやAutergoになるべく性質を近づけるようにしました。

Suhrの時はどちらかというとAXISを参考にしたけどボーカルからMG-M2を預かってるのでそちらの系統は賄えるという判断です。
まあサブボードが結局作製時期のせいでメインの2つよりもSuhrやKingfish用として出来上がってしまった経緯もあったんで、音の方向性はなるべく今後も纏めようと思います。

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ストリングリテイナーの正しい使い方

前回も書いたようにテンション不足で色んな不具合が出てきているため、ストリングリテイナーの導入を決定したわけですが、色々と種類があって決めかねました。

Fenderによく使われる通称カモメ型や、GOTOH製の樽方、オールパーツなどが出しているローラー型などなど。
しかしここは思い切って初めてDynaguideを導入することにしました!

Dynaguideは上部の輪っかに弦を通すタイプで、アーミング時に動く弦に合わせ一緒に動くためチューニングの安定に優れていたり、音も樽型のように無駄にタイトにならないそうです。

日曜日に届いたので早速取り付けてみました。
位置は当初ストラトキャスターなどに多い5弦チューナー辺りにしようかと思いましたが、Addictoneのロゴが大きく、そこだと被ってしまうので極力被らない位置に設置してみました。

ネジは付属の短い方をチョイス。
リテイナー設置前はナットからチューナー間の弦高が8.5mmだったのが、設置後は5mmになり約3.5mmのテンションを稼ぐことが出来ました。

実際弾いてみてみるとアップで強めで弾くとナットから外れた1弦が微動だにせず、またナットからチューナー間で共鳴していた2弦も共鳴が無くなったことでサスティーンも延びて正に効果覿面!


結構目立っちゃうのでメーカーの人が見たら卒倒しそう。
ただ懸念事項がストリングリテイナーのお陰で全て解決したので、そうも言ってられませんね。
今回はストラトキャスターなどには当たり前についているストリングリテイナーの存在感をまざまざと見せつけられました。

これはいただけない

最近弾き込んでいていきなり1弦がナットから外れるという症状が。。。

これはどうやら色々原因はあるものの、一番はナットにかかるテンションが想定より低くなっている為だと推測されます。
また併せて2弦の開放がナットからチューナー間で妙にビビるようになってきたんですが、これも同様にテンション不足から来るものです。

まず考えられるのは裏バネの変更。
このARENAは相当密に設計してあるみたいなので、Raw Vintage RVTS-1に交換したことでテンションのバランスが崩れてしまったのかも知れません。
ただそのくらいでバランスが崩れてしまうものなら弦のゲージを変更できなくなってしまうんですよね。。。
ただ今回の変更は音質よりもバネ鳴りを抑えるための処置なので、今回元に戻すことは毛頭候補にはありません。

次に考えられるのは弦のテンション。
これはストラトキャスターなんかでも起こりうる事ですが、片側6連のチューナーだとどうしても1弦(リバースなら6弦)がナットからチューナーまで長くなってしまい、程よいテンションがかかりづらいというものです。
Gibson系のようにヘッド自体に角度が設けてあれば、このテンションも適切にかかるようになるんですが、ARENAはストラトキャスターと同様のヘッドが採用されているのでテンション不足が発生しやすい状況になってます。





また、ヘッドの弦の高さを測ってみると、Victoryは約6mmに対し、ARENAは約8.5mm。
元々設計でGOTOHのチューナーを用いて1,2弦が低いものが採用されてはいるものの、個体差でテンション不足が如実に露呈してしまった形ですね。

色々考えた挙げ句、今回はストリングリテイナーを採用することにしました。
手っ取り早くストラトキャスターと同じ用にヘッドに取り付けてテンションを稼ごうと思います。

ただこのストリングリテイナーも種類が豊富なので、どれにしようかな~

これで良し!

土曜日にスタジオに入って大音量でやドラム、ベースなどの楽器と合わさったときの聴こえ方や立ったときの弾きごたえに重心を置いて練習して来ました。

やはり自宅での聴こえ方は変わるもので、想定よりもまだ高音部の出方・ハリが強すぎる印象でした。一応この部分はピックをTerry Gouldから渡辺香津美シグに持ち変える事で対処出来そう。
歪み方やパワー感は想定以上に良く、Suhrのような上品さやお淑やかさは無く、バンドサウンドにも溶け込みやすい音ですね。

ただやはりというかボリュームポットの軽さは気になりました。ボリューム奏法や細かい調整を演奏時にするならともかく、ちょっと触れただけで動いてしまうのはいただけない!
しかもセレクターの位置がボリュームに近いため、ちょっとの操作ミスで動くので神経がすり減ります。

だもんですぐボリュームポットを発注しました。

安心と信頼のCTS製ポットです。デフォに習い250KのAカーブにしてあります。


左が変更前、右が変更後です。
まあポットを交換しただけなのでなんてこと無いですが、コンデンサーは見たことのないメーカー品でコチラはボリュームポットと違いハム用の0.022uF 400Vになっておりました。

通電確認後、1時間ほど試奏しボリュームポットの動きを確認。
やっぱりこのくらいトルクが丁度いいですね。触れても動かず、操作する時はスムーズ。さすがCTS!

これで一連の好みに変える変更は終了です。
結局トレモロスプリングは5本から4本へ変更しました。あとはもうちょっと弾き込んでみて、ネックプレートやコンデンサーの変更は考えていこうと思います。
ただ、想像以上に弾きやすく好みのサウンドに仕上がったので、もっともっと自分色に染めていければなぁ

自分の色に染めていく

ARENAは思っていた以上に完成度の高いギターで、キレイな鳴りで優等生過ぎたShurに比べ実践向きなギターに観じられました。
Suhrでは最終的には妥協していたタップ音も、ARENAではタップ音から逆算して作り上げている為、今まで所有してきた中で一番使いやすい音になっています。

購入するにあたり色んな動画やサイトを参考にしましたが、どれも誇大広告ではなく、日本製にありがちな木材や木工を気にしているのに、パーツや内部配線材に全くこだわらずチープな物を使用したりせず、ちゃんと細部まで拘っているので物凄く共感が持てます。

ですが、先日弾いてみて気になる部分がいくつかあったので弦交換ついでに交換してみました。

まずは届いた当日に行った事は裏バネの交換。
デフォは4本掛けしてあったんですが、ちょっとバネ鳴りが気になるレベルだったのでSuhrから取り外していたRaw VintageのRVTS-1に変更しました。
Suhrの時は色々試して最終的に4本掛けで外側2本をデフォのバネ、中2本をRVTS-1という変則仕様で収まりましたが、ARENAは少し試してみてRVTS-1の5本掛けにしました。
少しアームが重くなったけど、弦の鳴りのまとまりなど4本より好みだったのが大きいです。
その他のバネ鳴り対策として、これまたSuhrに付けてたSwing Chipを貼り付けてあります。

6時間くらいアンプを通して試奏した後、もう少し低音のパワーが欲しかったのでネックプレートをデフォからFREEDOMのネックプレートへ交換。

Addictoneもステンレス製でいい物だったんですが、FREEDOMに変えたことでより力強さと音のか細さの改善の効果を得ることが出来ました。

それとピックアップはBare Knuckleなんですが公称がBare Knuckle Alnico4とされおり詳しいことはわかりませんが、同社でAlnico4が採用されているピックアップはThe Muleしか知らないので、これだと勝手に決め打ちしております。
またAXIS-EX以来、ピップアップがダイレクトマウントされたギターなので色々細かい調整に
難儀しましたが、結局ピックアップはベタ付けのままでポールピースを上下させた方が簡単に調整できることを理解させられました。

この状態で3時間ほど色んな曲を試しましたが、音のまとまり、趣向、低音の存在感、高音の細さ改善など自分好みに近づけれたと思います。
近々スタジオに入るので大音量で聞いて、また細かい部分などは随時アップデートしていきましょう。

後は実務的に軽すぎるトルクのボリュームポットを交換するだけで、一応は完了かな?

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