忍者ブログ

単眼的ギタリスト

網膜剥離で右目がほとんど見えなく、且つ何事にも単眼的思考に陥ってしまいやすい管理人のブログ

稀有なLes Paul Special ①

P-90のレスポールが欲しくて探していた時に偶然目にした個体です。

Gibson Custom Shop製のNashville Specialという、Les Paul Specialになります。

普通のLes Paul Specialとは雰囲気が違うLes Paul Specialですが、なんとプロトタイプが存在します。



わざわざプロトタイプが製作されているあたりスポット的にでもある程度流通に乗せるつもりで作られているとは思うんですが、如何せんほぼ検索に引っかかりませ
ボディーがマホガニーのみではなく、メイプルトップが採用されているものは近年のCustom Shopにもあるんですが、ほぼ見た目はノーマルと変わりません。



またこれだけ杢が出てるのを使用しているものは同じLes Paul Specialでもダブルカッタウェイタイプで、しかもハムバッカーが搭載されてます。



どういう経緯で作製されたのか分かりませんが、稀有なモデルであることは間違いないみたいですね。

PR

My New Gear




Spec
Body Material: Mahogany
Body Details: Mahogany body with two piece maple cap.
Neck Material: Mahogany
Fingerboard Material: Rosewood
Neck Profile: C shape
Fingerboard Radius: 12.00"
ナット幅:約 43mm
Scale Length: 24 3/4"
Pickup: P-90 × 2
hardware : Nickel/Chrome
BRIDGE:ABR-1 & Stopbar Tailpiece、
Tuner : Kluson 3連 Type
Controls...1 Volume, 1 Tone, CTS 500K Audio Taper Potentiometers, Paper-in-Oil Capacitor

何でもかんでも

最近ちょこちょことデジマートを閲覧しているんですが、ちょっと気になる事がありまして。。。

それはここ近年のGibson Custom Shop製のR9以外のものでもネックがなんでもかんでも59年のシェイプが採用されている事です。

たぶん日本のショップオーダーなんかがほとんどこれになっているようなんですが、それぞれの年式のネックの太さが音にも直結していると思うし、ましてや58年や54年のようにネックの太さがある意味アイデンティティのリイシューにも採用されているのが解せません。

なもんで、基本R9以外欲しいなら2017年以前のものを物色するようにしています。

頼むから何でもかんでも最大公約数を採用するのは止めてくれぇ。。。

Gibson Victory デフォルトと復刻の違い

先日復刻が発売されたGibson Victoryですが、あまりにも違いがありすぎるので、Victory MVII所持者として気づいた部分だけですが、どれだけの違いがあるのかを明記しておきたいと思います。
※番号は画像参照

①ヘッドシェイプ
 デフォルト / Non Reverse Firebird  復刻 / Explorer
②ロッドカバー
 デフォルト / モデル名明記  復刻 / 記載無し
③フレット数
 デフォルト / 22F  復刻 / 24F
④スケール
 デフォルト /  24 3/4インチ  復刻 / 25.5インチ
⑤ネック・ボディー材
 デフォルト / イースタン・カーリー・ロックメイプル 
 復刻 / マホガニー(一部ボディートップ材にメイプル使用)
⑥ボディーコンター
 デフォルト / ダブルカッタウェイ部にコンター有り  復刻 / 無し
⑦ストラップピン
 デフォルト / 形状:菱形 位置:ホーン横  復刻 / 形状:ノーマル 位置:ホーントップ
⑧ピックアップ
 デフォルト / 専用PU(セラミックマグネット)  復刻 / 汎用PU(アルニコV)
⑨ピックガード・エスカッション
 デフォルト / ストラトタイプにPU3本吊り下げネジ(1弦側1本、6弦側2本)
 復刻 / ピックガードは半面のみ PUはエスカッションから2本吊り下げネジ
⑩コントロール
 デフォルト / マスターボリューム、マスタートーン、3wayレバー、ミニスイッチ
 復刻 / マスターボリューム(PUタップ)、マスタートーン(インナー・アウター)、3wayトグル
⑪ザグリ
 デフォルト / MVXと共通のためPUザグリが3箇所
 復刻 / フロントとリアの2箇所
⑫ブリッジ
 デフォルト / 3ポイント・トップアジャスト・チューン-O-マティック
 復刻 / チューン-O-マティック


ざっと羅列しましたが、これだけ違えばもはや別なギター・・・
元々Victory自体人気薄だったため、MVXが1800本、MVIIが200本ほどしか生産されておらず、なんで本数の少なかったMVIIを復刻用にチョイスしたのかわかりません。
また上記してないんですが、指板材もMVXがエボニーに対しMVIIはローズウッドなところ、復刻版はエボニーになってるし・・・

サウンド面もデフォルトのトレブリーな音ではなく、ある意味復刻RDや現行SGっぽい感じになっちゃってますが、現在の音楽性に合わせたものとポジティブに捉えましょうw
前にも書いたけど80年代はGibson不遇の時代だったので、こういった形でも認知してもらえて再評価される流れになれば嬉しい限りです。

似て非なるもの

結局、またしてもデフォルト状態に戻してしまいました。


というのもGibsonからとうとうVictoryが復刻されるとのアナウンスがあったからなんです。
なので、ちょっと音が懐かしくなって戻したという流れでございます。

ただこの復刻Victory、よくよく見るといつものGibsonさんのやり方・やり口なんですよ。


まずパッと見ですぐにヘッドの形状がいわゆるFirebridからバナナヘッドへと変わってるのがわかります。
これはGibsonがバランスを良くするために変えたとアナウンスしているようですが、実際元のFirebridでもヘッド落ちすることは全く無いので、ただ単に製造のラインを簡潔にしたかっただけなんでしょうね。

ネック・ボディー材が従来のイースタンカーリーメイプルからマホガニーへと変更されてます。
これは元々荒々しいギグにも耐えうるようにと選択されていたものを、重量と材料の調達のし安さからか、これも大幅変更です。
また一番『???』と思える変更がスケール。従来のVictoryはいわゆるギブソンスケールである24 3/4インチだったのに対し、復刻はなぜか25.5インチ。フレットも従来の22から24に変更されてます。

他にもコントロールが3wayレバーがトグルに変更されていたり、Victory専用のピックアップだったのが80s Tribute Humbuckerという汎用ピックアップが採用されていたり、ピックガードの形状もストラトのような全体を覆うものからSGのような片側だけのものになり、それに伴いピックアップもピックガードから吊り下げだったものがエスカッション吊り下げに変更になってたりと、最早復刻というよりも新しいギターなのでは?!と言いたくなる仕様変更でございます。

まあ元々Victory自体不人気だったこともあり、あんまり中古市場も出回ってないので本来の音を知らない人からすればこれでも良いのかもしれないけど、ボディーの形だけでVictory復刻と言われても・・・となった訳ですね。

それでも80年代のGibsonギターが見直される一役となれば嬉しいですけどね。
このままの流れでどうせならSonixなんかも復刻されないかな?

Copyright © 単眼的ギタリスト : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]

管理人限定

カレンダー

05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

最新コメント

[06/19 @世阿弥]
[06/18 Jm]
[06/18 @世阿弥]
[06/16 Jm]
[06/16 Jm]

プロフィール

HN:
世阿弥
性別:
男性
職業:
印判業
趣味:
ギター関連
自己紹介:
音楽と本をこよなく愛する3児の父親

ブログ内検索