またしても気になる事があるので書きたいと思います。
こちらの画像はGibson Collector's Choice #34、通称Blackburstの仕様書になります。
ここで確認してもらいたいのが、ネックのプロファイリングの部分。
1960'sとしっかり書いてあります。
しか~~し!
このBlackburst。オリジナルシリアルは0-0162で60年のものかも知れませんが、オーバー塗装する前は59年の個体です。
塗装後に改めて60年のシリアルナンバーをふられてます。
ということは、ナンバーは60年でもギター自体は59年のバーストなんです。←ここ凄く重要。
で、実際のネックはどうなのかというと、60年にしては明らかに太い!
だけども何を持って太いかとか、実際に触れてみないと分からない部分ですよね。
と言うことで分かりやすいのは数字。
ここでYouTubeの有名なWildwood Guitarsさんの動画からNeck Dimensionsというものを参考にしました。
Neck Dimensionsの平均値
58年リシュー 1st : .910 / 12th : .1010
59年リシュー 1st : .900 / 12th : .1000
60年リシュー 1st : .800 / 12th : .920
面白い事に丸太と評される58年と59年の差がほとんど無いですね。
まあ、これはあくまで部分的な数値なのでネック全体だとまた違いが出てくると思います。
特に12thの値は59年だと大体.1000なのに対し58年は.1030なんてものあったしね。
※ちなみにTAK DCは1st : .850 / 12th : .950とちょうど59年と60年の真ん中の数値。
ここで肝心のBlackburstの登場!
Blackburst 1st : .900 / 12th : .990
動画では4つUPされてますが、数値上では元の59年と変わらない結果でした。
結論としては、数値上でも実際は59年のネックと変わらなくてホッとしてます( ´Д`)=3
せっかくのCollector's Choiceという企画。しかも価格も価格なので、Gibsonにはこういった事はもっとキチンとして欲しいものです。