アンプをFriedmanからVHTに替えたことで発生した余剰分を更に有効活用すべく(中古ですが)入手しちゃいました!
数年前から国内でも使用する方が増えてきたFano。そのブランドから最近発売されたOmnisシリーズのJM6(ジャズマスター)です。
Omnisとはアジア圏で製作されたハイコストパフォーマンスモデルとなります。
つまりはコストの低いアジア圏で木材をカットした後、アメリカで組み上げたギターということです。
ヘッドにはfanoお馴染みの配色。裏にはMade in Cninaの文字が。
それとネック部分には接合部が見受けられますね。これはEpiphoneなどでも見られますが木材の剛性と材木の節約に一役買っている処理です。
使用木材は指板に枯渇してきているローズウッドの代わりとして最近良く使用されているパーフェロー以外は、ネックにメイプル、ボディーにアルダーと王道の組み合わせ。
ピックアップもFanoでお馴染みのメタルカバーをはんだ付けしてあるP-90が搭載されており、パット見で上位モデルとは、エイジド加工されているかどうかくらいしか区別がつかないほど。
届いてすぐ試奏してみたところ、ちょっと音に線の細さを感じたので弦交換ついでに内部をチェックしてみました。
最近色んなメーカーで既に施されていることの多い導電塗料は流石に塗られていないものの、Fanoがキチンと監修しているためとても丁寧に組み上げられており、はんだ付けも本国でやっているおかげか少量のはんだでキレイに付けられています。
ザグリは案外Don Groshなんかの様に弁当箱にしてあったほうが、エアー感も生まれて良かったかもしれません。
ただ、やはりというかコンデンサーや配線材はちょっと陳腐なものが使用されていたので'55 レスポール リシューに載ってたBumble Bee 0.022 400vと、一番音が変わりやすいジャック部分の配線材を1960's Western Electric 20AWGに交換しときました。
組み上げて再度音出しチェック。
か細く感じた音もP90らしい中音域が豊かなサウンドに変えることが出来ました。コンデンサーは差し当たって手持ちのやつを付けただけなので、今後様子を見てポットやジャック、配線材ともども変更させるかも。
後、一度熟れて来たらGibsonのP90と交換して比べてみるのも良いかもしれないね。
ともあれ金属パーツにくすみが見られたものの、そんなに弾き込まれた感が薄いギターなのでこれから弾き込んでいけば、もう少し熟れてくるという期待感が持てるギターです。
ノイズもそこまで気にならないレベルだし、これなら度々バンドに持ち出しても活躍できそう♪