ちまちまと調整をしつつ漸く聴けるサウンドに仕上がってきました。
ここで、ちょっとした評価を5段階でしてみようと思います。
操作性・・・★3
同価格帯のBOSS GT-1に比べScene機能やフットスイッチが最初から付属されている為、数段扱い易い印象です。
ただ、Scene毎でアンプやFXの数値を変更できず、ただ使用するFXなどのいっぺんにON/OFF出来るだけにとどまっていたり、パッチは上下に1個ずつしか動かせないので意中のパッチの移動は面倒で、うまく配置しないと切り替えの多いライブには不向き。
モニターがカラー液晶ディスプレイのため視認性がいいので、音作りはやりやすいですね。
音・・・アンプモデリング★4、FX★2
価格帯を考えればアンプモデリングの音は特出してますね。IRも既存の出来もよく自作などを入れ込む事ができるので、結構なところまで追い込みが可能です。
特にクリーンサウンドは艶がありオススメしたいポイントです。
ただ反面、歪みFXがほとんど使えないレベルなのが・・・。モジュレーションやディレイなどそこそこ出来がいいだけに残念なところ。
拡張性・・・★4
フットスイッチやEXペダルを付けられたり、1つだけではあるもののLOOPも搭載したりと意外と拡張性は高いです。
前出した弱い歪みFXもLOOPにお気に入りのペダルを入れればいいだけなので、ある意味弱点を補えてますね。
ただバグの為今(2020.08.09現在)は使用できないヘッドホン端子がミニな点は賛否分かれるかも。
機能・・・★5
FXの順番を任意に変えれたり、ディレイやリバーブを並列に出来たり、外部出力先をミキサー(スピーカー)、コンボ・スタックアンプのフロントやリアを選べたり出来たりと、結構細かいところに気が利いてます。
ペダルもデフォはボリュームペダルで、踏み込めばWahに切り替わる仕様ですが、設定でFXやアンプの歪み量やディレイ量の変化などを操作することが可能です。
しかもアンプモデリング(ギター25種、ベース3種、アコースティック2種)と、エフェクト(ドライブ系12種、コンプレッサー3種、モジュレーション13種、ディレイ7種、リバーブ5種、ワウペダル5種)、4種類のイコライザー、ノイズゲートが有りベースやエレアコにも対応とかなり盛ってますし、67パターンのドラムトラック、60秒のルーパーも搭載されてるので練習もかなり捗ります。
総合評価・・・★4
とまあ駆け足ですが、10時間ほど弄ってみての大まかな評価です。
GT-1000やHELIXなど各社のフラッグシップモデルには当たり前ですが数段劣るものの、3万代で買えるマルチエフェクターとしては最高峰な出来だと思います。
ボディーにアルミ合金を使用しているので、安心して持ち出しも出来ますしね。