先日ハウリングの件でリアを手持ちの57 Classicを載せて自宅で弾いていた時に好感触を得てたんですが、その後のスタジオでの練習などを経ると、どうもシックリしない。
言葉で上手く説明出来ないんですが、フロントのAmosと差が有りすぎるというかキャラが今ひとつマッチしてない感触があるんですよね。
そこで色々調べている時に一つ頭に浮かんだのがThrobakの存在でした。
数年前からネット等での評判が高いのは知っていたんですが、如何せん値段が高すぎるし周りに搭載している人がいないという事もあり、なかなか手を出しづらい。
ですがココ最近、自身がよりヴィンテージ嗜好になっていることもあり、かなり惹かれるものを感じてました。
で、Youtubeなどで音の志向を確認したりして、よし!と気持ちを決め、いざThrobakを購入することに。
ただ新たな問題としてSEL-101 MXVを買うか、SLE-101 Plus MXVを買うかということ。
もちろんキャラクターが変わる部分なのでかなり迷ったんですが、今回はSEL-101 MXVを選択。
これは昔からAlnico5ばかり使用してたんですが、数年前からCustomBuckerに代表されるAlnico3、57 Classicなどに使用されるAlnico2が搭載されたギターをよく弾くようになったこともあり、最近の自分の嗜好に合うと直感を信じました。
デジマートで早速購入し、いざ取り付けへ。
作業中の画像は割愛しますが、無事搭載完了!
その後、PUの高さ調整も含め音出し。
最初の印象はE-Buckerに似てるというもので、同系統のCustomBuckerと近いかと言われるとまたちょっと違う不思議な感覚。
枯れや倍音も程よい感じで、低音の飽和や高音の耳に痛い音域も感じられない。本当にギターの美味しい音域を余すことなく表現してくれるそんなピックアップです。
クリーンで弾いたときのアコースティック感というか音の透明度というのはE-Buckerに軍配が上がるんですが、歪ませると途端に音の密度が高くなりグイッと音が前に出て弾いててとても気持ちいい!
今回出力が8.1kだったんですが、7.9kの57 Classicと比べても数段パワーが上がった感じです。
懸念していたハウリングも、前回リアのAmosがハウった設定で弾いても問題なかったのでこれも上手くクリアー出来たみたいだし、週末のスタジオが楽しみです♪
なんかもっと早く出会いたかったと思いつつも、前ではこの良さを感じきれなかっただろうな...
先日ハウリングを防ぐ為に色々策を講じてきましたが、結果からいうとリアに関しては全くもってダメでした・・・
いつも家で弾くレベルの音でトランジスタアンプ(エディブル30R)なら問題ないですが、ちょっとレベルを上げたチューブアンプ(Rebel20)だと如実にハウリングしてしまいます。
どうもAmos自体ポッティングされていないようなんですが、カバーとの接着の関係なのかリアだけがやたらハウリングするんですよね。
むー、このまま工房にポッティングを依頼するか考えたんですが、来週は他県のスタジオに持ち出す予定だし、工房へ依頼すると都合で3週間ほど受け取りに行けなくなる為、一度B.B.用で購入していた57 Classicを載せてみようと思い付きました。
結局B.B.には合わなかったけど、実際スタジオで弾いた時は全然ハウらなかったし、これを一度載せてみて問題なければポッティングするなり別のPUを用意するなりすれば良いだけだしね。
で、実際に57 Classicを載せたのがコチラ!
57 Classic自体にカバー付いてなかったので違和感あるかなぁ?と思ったんですが、意外や意外これもなかなかアリだな。
早速Rebel20につないでハウった音量での音出し。
見事ピタッとハウリングが収まりました!
何とはなしに57 Classicを載せたけど、Mod.依頼時にスタッドをロングのスチール製に変えてた事もあってかAmosの時はちょっと耳に痛い音域が強調されてるなぁと感じてた音も57 ClassicのマグネットがAlnico2ということもあり、良い感じにマイルドに矯正されててコレはコレでなかなか良いなぁ。
なんか予想外にハマった感じもあるので、このまま様子みてみようかな?
ちょっと弾いてて違和感を感じたので弦交換ついでにピックアップキャビティーを覗いてみました。
まあ、これに関しては別段心配はしてなかったんですが、丁寧に仕事をしていただいて嬉しいですね。
違和感というのは所謂ハウリングの事。
これも普通のハウリングとは違い、Victoryの時に感じた弾き終わってミュートした後に「ヒィ~ン」というハウリングが若干出るんですよ。
これは大抵ピックアップ裏のネジが緩んでいる事でポッティングしても抑えることの出来ない金属パーツの高周波の振動が原因になってます。
この原因究明は悩みに悩んでいた時に偶然見つけたGibsonのサイトで判明しました。
https://gibson.jp/news-events/1340
意外とリペアの方も盲点になっていてるので、気になっている方はぜひ試してみて下さい。
裏側のネジをしっかりと締め込むことでポッティングでも防げない高周波の振動によるハウリングを防ぐことができ、小生のVictoryもこれのおかげでハウリングを治す事が出来ました。
で、今回のAmosピックアップは中古で購入していたのでちょっと気になって調べてみたら、案の定少し緩みがあったのでしっかりと締め増ししておきました。
ついでにP-90からフルハムバッカーへとザグリを広げたために、微妙に通常のザグリとの違いがあるので、転ばぬ先の杖としてピックアップの下にスポンジを敷く処理をしてます。
これで上手く感じてた違和感等を払拭できればいいけど。
まずは週末のスタジオ練習でチェックだな。
Manaが完成してから早4日。
毎日弾き込んでいますが、やはり耳に残る高音域が納得いか~ん!
ちょうどイメージとしては初めてTAK Firebirdを弾いた時のような角があるイメージですね。
だもんで手っ取り早く角を取り去るためにオールドのコンデンサーに変更することにしました。
現在、TAK FirebirdにはGrey Tiger 0.22μf / 400V 、玲にはRossoとBumble Bee 0.033μf / 600V、B.B.にはTiger 0.2μf / 200VとBlack Beauty 0.22μf / 600Vを付けており、大体が信頼のTigerとBumble Beeです。
で、今回はというとMana自体の高音の出方には満足しているのでオールドのBumble Beeへ。スペックも色々と考慮した結果、0.2μf / 400Vにしました。
やっぱりオールドのBumble Beeは良い音するね♪
特有のうねりもそうですが良い感じに高音域に丸みが出るのが良いです。
クランチもピックアップ自体が枯れた音なんですが、そこに艶と色気を良い感じに足してくれます。
最後までTigerと迷ったけど、今回はBumble Beeで正解でした。
う~ん、これだけ良くなると改造前のP-90が載ってたやつももう1本欲しくなるな・・・。
Oxbloodに誘惑されて早1年。
TAKのGold Topに魅了されて約1ヶ月。
ようやく完成したギターが手元に届きました!
TAK仕様に近しい55年リイシューを使用したGold TopのOxblood mod.です。
TAK自身も54年製ではなく55年製からmod.を施しており、タイミングよく“Year of 1955 Innovation”のバーブリッジ仕様が手に入ったことから、この同様のmod.にしようと思い立ちました。
実は55年自体前半が54年仕様、後半がTOMへ変更したためリイシューモデルとしてはなかなか市場に出回っていません。
しかも仕様的に中途半端な時期(バーブリッジなら54年モデル、TOMなら56年モデルで事足りる)なので市場での人気も低く、予想よりも遥かに安く手に入ったのもラッキーでした♪
今回パーツの変更としてはスピードノブからバレルノブに変えた他、リペアショップからのアドバイスでスタッドをロングのスチール製にしました。
またデフォの音がすこぶる良かったので内部配線材とコンデンサーはそのまま流用しています。
今回の音の決め手となるピックアップですが、これも幸運にも発売当初から気にしていたJoe BonamassaのAMOSピックアップを某オークションで入手できたので、コチラを搭載することにしました!
このAMOSピックアップは、Bonamassaが所有する58年 Flying V Korinaに搭載されているPAFをSeymour Duncanが解析して作製したシグネチャー・ピックアップです。
出力はフロントが7.5k、リアが8.3kとPAFレプリカとしては平均的ですが、磁石にAlnico6を用いているのが非常にユニーク。
ダンカン自身が使用理由として「元のピックアップを注意深く調べたところ、独特の何かが明らかになりました。これは、Alnico6の磁石を使用しないと再現できない、非常に強い磁性です。Alnico 6はPAFレプリカにとっては奇妙な選択のように思えるかもしれませんが、結果は驚くほど暖かく、クリアでパワフルで、オリジナルのトーンと一致しています。」と述べています。
良い感じにカバーもエイジド加工がされており、ちょっとした貫禄が出ましたね。
そして今mod.の肝となるピックアップの位置ですが、Oxbloodと同様にリアピックアップの上部ラインを基準に下方向ザグリ加工を行なってもらいました。
玲との比較画像です。
拡大してもらうとわかると思いますが、エスカッションのフレーム分だけ下方向に取り付けられています。
この僅かな差が通常のレスポールよりもトレブリーに音がシフトするポイントでもあります。
4.35kgとちょっと重めですが、サウンドはほぼ期待通りのものに仕上がりました!
今回交換せずにおいたコンデンサーですがちょっと高音が痛い部分も少しあるので、今後のバンド等で使用した時に見極めてヴィンテージのものに交換するかも。
なにはともあれ、現時点では理想的なギターに仕上がったのでこれからガンガン弾いて行きたいですね。