昨年に気軽・手軽にボードを持ち出したいという思いで決行したサブボード作製。
作製当初はnux MG-30を核とした本当に小ぢんまりとボードでした。
あまりに格安でいい出来のボードだったので、その後まだ初心者でBOSS GT-1でボードを組んでいたバンドのMとボード毎トレードして、新たにBOSS MS-3を核としたものを再構築しました。
エフェクトボードにMが使用していたBOSS BCB-90Xをそのまま流用したため色々と難儀しましたが、限られた中では結構いい感じに組めたと自負してます。
ただやはり人間というものは欲深い生き物。1年も使ってるとあれも欲しい、これも欲しい、もっと欲しい、もっともっと欲しいってなもんで不自由な面も沢山感じるように。
しかもBCB-90XはIN/OUTやDCサプライ、持ち手のせいでエフェクターが置けるスペースが限られるのが辛いしケースの蓋をイチイチ外すのも大変だし、なによりボード自体重すぎる始末。
しかし最後はKingfishテレキャスデラックスを購入した際に、偶々イケベ楽器で20%ポイント還元をやっていたこともあり予想外のポイントが付与されたので、これを機にサブボード強化計画を執行してしまうことにしました!
そして完成したボードがコチラです!
いやぁ張り切ってしまったので、やってしまった感アリアリです。
まずボードにBOSS BCB-90Xと外郭が似ているサイズのPedal Train Novo24をチョイス。そこに足りなかったボリュームペダルにRoland FV-30L、ワウペダルにDunlop CBM535AR / MINI 535 AUTO-RETURN WAHを新たに導入。
この両ペダルはサイズも通常より小型なものにして場所を取られないようにしてます。
そしてMS-3の欠点であるOUTの位置を改善するため、手持ちのバッファーOvaltone PRIME GEARを組み込んでます。これはIN/OUTのジャンクションボックスも兼ねている為、ようやくポテンシャルをフルに発揮できるようになりました。
またDCサプライのMXR M238はボードの裏側に組むことで更にエフェクターを置くスペースを確保しています。
中心の左側辺りにスペースがぽっかり空いているのはMXR M238のアダプターをケースにしまう際に邪魔にならないように置くスペースにしてます。
ただちょっと広く空いてるので、今後もう1個何かエフェクターを入れ込むかもしれません。
こうやって完成したサブボードですが感じていた不満等も無事解消され、サブとはいえ何かを我慢しながら弾くことも無くなりそうです。
ただ当初に比べかなりボリューミーになってしまったで、サブを作ろうとした切っ掛けである気軽・手軽に持ち出せるボードからは逸脱してしまった感が否めませんが・・・
3日のスタジオ練習に早速ですがKingfish Telecastorを持って行っていきました。
実は当日はその時ちょっとしたサプライズが。
なんと約7年間ほどベースを弾いていたSとスタジオでバッタリ遭遇!実際会うのは約5年ぶりともあって嬉しかったなぁ。
sは新しく手に入れたベースを試そうとスタジオに来たらしく、思わぬ邂逅でした。
さてバンドで合わせてみた感想ですが、Kingfish Telecastorは贔屓目に言って最高です♫
特に今回はいきものがかりのようVo、EG、AGという変則構成なのでセットリストもブルーズからバラード、POPと比較的歪みも大人しめな曲ばかりということもあり、それまでスタジオに持ち込んでいたTak FirebirdやVictory、Suhrと比べてもKingfish Telecastorの方が全ての曲調にマッチしてましたね。
まだManaとかAutergoを持ち出してないのであれですが、今回の為に入手したと言っても過言ではないくらい♪
これもKingfishが肝いりで作製したオリジナルのピックアップが大きいのかもしれません。
Kingfish本人も『僕は、様々なジャンルの音楽をプレイすることがとても大切だと考えているんだ。このギターは、ブルースからロックまでジャンルを問わず心地よさを与えてくれる、とても万能なギターなんだよ。オリジナルで作ったピックアップが搭載されているのもとても気に入っている。』と絶賛します。
デビュー当時からオリジナルのレスポールやテレキャスターデラックス、スターキャスターなどハムでの演奏を好んでいたKingfishなので今回のシグネチャーにもハムを搭載したのは頷けますが、Fenderなのにスターキャスターや(Fender製)テレキャスターデラックスに搭載されていた所謂KuNiFeのハムではなく、Gibsonが載せているAlNiCoをチョイスしたのは興味深いです。
まあ単純に考えてKuNiFeよりもAlNiCoを使用したほうが磁石の種類でキャラもある程度は選択できるので、上記の様々なジャンルの音楽をプレイするということを考えたときに使い勝手が良い磁石を選んだんでしょうね。
結果シグネチャーギターでありながら小生のようなプレイヤーにもそのままスッと何不自由なく受け入れられる懐の深いギターが完成したと思ってます。
しかもスタジオに持ち出したものは調整を施しただけで小生はかなり珍しくコンデンサーなどは全く手を入れず、ほぼ素の状態で持ち込んだにも関わらずこれだけ手の入れようがないと思えるほど完成度の高いギターなんですよ、奥様。
大体もうちょっとこうなればなぁなんて思いながら入手当初は弾くんですが、このギターに関しては全くそういったものが沸いてこないんですね。
ただ自分で調整を殆どしないプレイヤーは特にフロントの出力が6kしかないないし、弦高も高いままなのでメーカー出荷状態で弾くとスカスカのただ頼りないギターとしか感想が出ないかも知れませんね。
兎にも角にもこれだけ手にした瞬間興奮を隠せないギターに巡り会えた幸運でした!
というのも実は当初はVictory MVⅡを新たに購入しようと考えており、Reverbで目星をつけていたものがあったんですが、購入しようとしていた矢先にKingfishのシグネチャーが発売される事を知り、一気にKingfishに舵を切った次第です。
今思えばかなり大胆で思い切りましたが、バンドと合わせた印象からも上々だったと自負してます。
手元に来てからあっという間に4日経ちましたが、毎日気が済むまで弾いてます。
ファーストインプレッションは思ったより音が弱々しいなと感じたんですが、それもそのはず、弦高は6弦1弦ともに2mmあり、ピックアップの高さも低すぎ。これじゃあポテンシャルの1割も出てないじゃん!ということですぐさま6弦1.5mm、1弦1.2mmほどまで下げて、ピックアップも調整すると一瞬で化けました。
当初の弱々しさは全く無くなり、まるでレスポールを奏でているかと錯覚しそうなほどなサウンドに変貌!
特に70年代のテレキャスターデラックスはKuNiFeと呼ばれる磁石を使用したハムバッカーが搭載されて独特な鳴りをしており、Kingfishも同ハムバッカーが搭載されたスターキャスターを愛用していました。
しかしこのシグネチャーに搭載されているのはお馴染みのアルニコでネックに力強い5、ブリッジにCustomBuckerなどに使われている3が使用されていることもあり、よりレスポール感が強く感じられます。
またトラブルメーカーと同様にアジャストマチックブリッジが用いられているのも貢献してますね。
よくオールドのレスポールとテレキャスターは音が似ているといいますが、このシグネチャーはよりレスポールが意識されていることもあってか、とても扱いやすいギターです。
今回のシグネチャーモデルを所有したことで、今手持ちのギターで出せなかったストラトからFirebirdの間の領域を任せる事ができるので、ある意味ソリッドギターに関しては満たされました。(もちろんヴィンテージは別腹ですが)
10月に予定されているライブはいきものがかりみたいな変則での構成でやるので、早速こいつをメインに持ち出そうかな?
ここ数年自分の中で熱いブルーズギタリストChristone "Kingfish" ngramのシグネチャーの発表・発売がアナウンスされたのが19日のこと。
その時に見たギターの画像と演奏動画に心奪われ、購入を決意するまで時間はかかりませんでした。
ようやく29日に届いたので早速オープン♪
いやぁ紫色のボディーが堪りませんね。まさに今回ある意味一目惚れポイントでもあります。
付属品はFenderのポーチに六角レンチなどが封入されてました。このポーチも何気にいいですね。スタジオやライブに入った時に色々と小物を持ち出す時に便利かも。
はやる気持ちを抑え、まずは弦交換と諸々の調整を先に済ませることにします。
弦を外したついでにピックガードも開けて色々と確認。
レスポールなんかと同じような配線ですね。ただこうやってみるとFenderもあんまりハンダ付けは上手く無いんですね。Gibsonはある意味見慣れてるのであれですがFenderお前もか!ってw
まだ全然音出ししてないので何も手を入れずに閉じましたが、今後配線材やコンデンサーは弾きつつどうするか判断しようかと思います。
1時間ほどチマチマと整備をして、ようやく全体を写真撮影。
前出しましたが、やっぱりボディーが綺麗ですよね。このMississippi Nightと名付けられたカラーが暗いところだと深い紫色なんですが、照明を当てると鮮やかな紫になるのがGood♫
ネックは厚めのVシェイプで、現在所持している大半が厚めのネックなので持ち替えても違和感なくスムーズに対応できます。ローステッド加工してあるため色がうっすら茶色くなってるのもアクセントになって良いですね。
プレートにはシグネチャーの証であるKingfishのロゴが入ってます。
ヘッドストックはラージタイプ。これは79年製のストラトキャスターを以前所持していたこともあり通常サイズよりもコチラのほうが好みです。
ヘッドストックの裏にもKingfishのサインが実にcool。
ピックアップも専用にカスタムされたシグネチャー仕様。
単体でも発売が決定してますが、そちらはピックアップカバーに彫刻されているロゴは無いとのこと。
マグネットタイプ | Neck: Alnico 5, Bridge: Alnico 3 |
マグネット線 | Enamel-coated |
ポールピース | “3+3” exposed |
DC抵抗 | Neck Pickup: 6.0K, Bridge Pickup: 8.75K |
インダクタンス | Neck Pickup: 3.6 Henries, Bridge Pickup: 3.7 Henries |
久しぶりにGibsonから松本さんのシグネチャーが発売になりますね。
TAK MATSUMOTO 1955 LES PAUL GOLDTOP
まさに小生が愛しすぎて自分でManaを作ってしまった'55 GTの2ハムバージョンです!
しかしこれ冷静に見るとギターの作り自体に?がついちゃうんですよね。
まず元が55年製なのにネックシェイプが59年のプロファイリングしたものが採用されていたり、このモデルの一番の拘りであるJeff Beck Oxbloodと同じようにバーブリッジ側にズラされたリアピックアップの位置が通常のレスポールと同じ位置になってるというね。
ここは松本さんもGTを作る際に工房にちゃんとJeff Beck Oxbloodと同じになるように細かく採寸してもらっているポイントなのでここを変更されたら・・・・ねぇ?
コンデンサーにはbumblebeeではなく当時この年代に使用されていたgrey tigerが採用されているのには納得してますが、肝心のピックアップがCustomBukerやTak BurstBukerではなくBurstbucker PROが載っているのも。。。
もちろん松本さんがチェックしてこのピックアップでOKを出しているんですが、シグネチャーの元になってるGTが歪みサウンドを特に気に入ってるのでそちらを優先したのかな?
当初Jeff Beck Oxbloodが良すぎて松本さんが作り出した今回の'55 GTなので、正直今までのシグネチャーモデルと比べてもシグネチャー感がかなり薄いです。
しかも折角の55年製なのに一緒なのがバーブリッジであることと、ALL GOLDであることぐらいで後はモデルとしても似てないものをシグネチャーとして出すとはGibsonも金儲けだけに走ったような感が否めません。
また元のは塗装をやり直してるのに、入ってないはずのウェザーチェックが入ってたりとやり過ぎですw
今回のシグネチャーは今までのもの比べてもかなりパッと見だけ似せてるものなっていて残念です。
でも小生も2年前にManaを作製してなかったら購入に躍起になってたかもしれないけどね。