ボディーはSuhr特有のディンキーで小ぶりなシェイプ。
同じく小ぶりなVictoryと比べてみるとほぼ同サイズでした。
裏側のカッタウェイの部分にもコンターがあり、このことでスムーズにハイポジションが弾けます。
ネックは板目でところどころにバーズアイが出てるのがお気に入り♪
シェイプはEven C slim。思いの外厚みもありとても弾きやすいです。
ヘッド裏にはJohn Suhrのサインが入ってますね。
数年前にAXIS-EXを売却したんですが、昨年エディーが亡くなったこともあり再度所有欲が湧いてきた昨今。
色んなサイトで検索するも没後値段が跳ね上がり、ある意味プレ値が付き始めちょっと今手にするのが躊躇するくらいになっています。
だもんで他に激しいアーミングに耐えうる個体かつ、搭載されているピックアップは高出力のもので何かな?程度で検索していた時に偶然に見つけてしまいました!
これぞ正に一目惚れ!
タイミングよく寝かせていた株が昨年より倍額になっていたこともあり、売却しすぐさまゲットしてしまいました。
2001年製のSuhr / Standardです。カラーはLake Placid Blue。
ピックアップが全てDimarzio製で、フロントにN2 Humbucker、センターにJVV007BKLR、リアにB3 Humbuckerを搭載しています。
N2はB1、B2、N1と同じくAXIS等で見たことありますがB3は存在を知りませんでした。
センターのJVV007BKLRも聞いたことがなく検索しきれません。
N2、B3はダブルスクリューで両方ともマイナスネジになっていて、Dimarzioのダブルスクリューは両方ともヘクサネジが殆どなので珍しく、SuhrのDSVなんかと同じ仕様になっています。
ちょっとこの部分は後日弦交換したときにもうちょっと調べてみようかな?
出音は高出力ながら音が平坦になり過ぎず、またDimarzioらしい癖があまりなく、以前所有していたAXIS(アメリカ製)よりも色んなジャンルに適応できますね。
TONE部分がPush/Pushになっており、これを押すことで下のようにレバーの効き方が変わります。
ひょんな事からアルバム『The CIRCLE』の中から数曲コピーしているんですが、2005年発売時に機材等の影響でコピーできなかった曲を思い出しました。
それが『Black And White』という曲です。
この曲は1音下げに加え、WahとWhammyが必要になるですね。
当時Whammyは持ってなかったし、何より1曲の為にわざわざ1音下げる事が本当に面倒くさいのが原因でした。
当時半音下げもいちいちやるのが面倒なのでサブギターの1本を半音下げ用としておいてたくらい。
これも半音下げの曲が10数曲あるからやっていたこと。
で、今回もその事が頭に過ぎったんですが、よくよく考えてみたらHELIXで簡単にまかなえることに気づきました!
スナップショット機能を使い、パッチ全部をまず1音下げにしておいて、基本となるスナップショットにはデフォでEXペダルでボリュームが動くようにして、1つにはWhammyが、更に1つにはWahが切り替え時に瞬時にONになりペダルを踏み込むことで切り替えのロスを無くすように設定してます。
まあ、WahはTAK Wahがあるんでバンドなんかでは必要ないんですが、家弾きだと踏み込みでなかなかONにならなかったりするのでこういった構成にしてます。
おかげでコピーが捗る捗る♪
こうやってみると、機材が進歩してくれているおかげで楽に、その都度チューニングし直したり、ギターを持ち替えたりしないで弾き続けていられるんだから、ありがたいものです。
先日ふとした衝動でBonamassa AMOSに換装したMana。
仕事終わりにピックアップの細かい調整を兼ねて十数曲ほど弾きましたが、現状以前ハウっていたような歪み量でもハウらず演奏できました。
まあ所詮自宅弾きでの音量なので、まだバンド内ではどうなるかわからないけれど交換する前は自宅弾きの音量でもハウっていたくらいなので結果改善していたと思います。
当初はポッティングも考えたけれど、それをせずして改善できたのでどのようにやったかちょっと書き出してみます。
§ピックアップ裏のネジ締め増し
これは以前も書きましたがハウリングとは違いずっと鳴り続けるのではなく、音を止めた際に『ヒィーン』と金属の共鳴するような音が鳴る現象に効果的。
Gibsonも紹介している方法で、意外と盲点なので気になる方はぜひ一度試してみてください。
https://gibson.jp/news-events/1340
§エスカッションとピックアップの間のスプリング
これに関しては全くの無知識でした。
とある動画で偶然ハウリングの原因として紹介されていたのですが、高さ調整用のネジをエスカッションとピックアップをビスで止めるとき、かましているスプリングなんですがこれが柔らかすぎたりすると共振して、結果ハウリングに繋がるというもの。
実はメーカーや時期によると思いますが、たまにものすごく柔らかいものやスプリングがビスと同じ長さのものが新品で購入する時に付いてきます。これをなんとはなしにそのまま付けると場合によってハウリングの原因になるようです。
今回はそれも気にしてストックしてあるスプリングから長く、硬めのスプリングを選定して取り付けました。
§スポンジ
よくあるハウリング対策です。
所謂ピックアップを吊り下げて取り付けてる場合、ザグリの中で宙ぶらりん状態になるため、演奏などの際に動いて共鳴しやすくなるというもの。
これは100均の台所用スポンジでもいいんですが、DIYショップで売ってある耐衝撃用の比較的柔らかいものをリアに入れ込んでます。
またより硬いものだと音がタイトになるそうなので、フロントにはそちらを入れ込んでます。
とまあ、今回はこういった点に気をつけて新たにピックアップを交換しました。
交換しても両方ともAged処理を施してあるので見た目の変化は殆どありません。
音的にはよりスッキリした感じになったので、このまま収まってくれればありがたいんだけど、どうなることやら。