まだ早いけど2020年を簡単に振り返ってみると、ギターに関しては完全に【HOME】【BluesMan】の影響を受けまくった1年でした。
先週の14日になりますが、完成した新生Victoryを受け取りに行きました!
以前書きましたが同じキャンディレッドのJMをイメージしてピックガードやノブの色を今回決めたんですが、見事イメージ通りに仕上がりました。
受け取り後、逸る気持ちを抑えつつ早速バンド練習で試奏開始。
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・・・・もうね、最初からP-90の搭載することを基準に設計されたような、全く無駄のないサウンド!
フロントは懸念したいたムームーする事は全く無く、むしろ'54のLes Paulを彷彿させるような芳醇な中音域に切れのある高音域。こちらのタッチを十分に余すことなく出音してくれます。
リアは太すぎることなく歪ませればハムバッカーのような音の分厚さで、クリーントーンはシングルコイル特有の繊細さを持ち合わせています。
'54のLes Paulのピックアップの位置を参考にしながらピックアップの位置を入念に決めたのが功を奏したのか、それともManaに元から付いていたP-90が大当たりだったのがわからないけれど、等価交換で手元を去ったBuckBurstよりも更に上を行くサウンドで、バンド練習中、もう内心小躍りしっぱなしで逆に演奏に集中できてませんでした(汗)
P-90搭載により、今回ピックガードから内部配線まで全て新規でのやり直しとノイズ処理も丁寧にされていることも合わさってか、大音量や普段の歪みでも全くハウる事はありませんでした。
帰宅後、ストラップピンをシルバーの従来品に付け替えて、今回のMod.は無事完了しました!
コンデンサーは少し迷ったけど、Mana入手後に試奏した際、デフォのP-90とレプリカBumble Beeの相性が良かったので今回もそのままVictoryに搭載してます。
最近手にする機会が少なくなってP-90を載せる事に少なからず葛藤がありましたが、今回は思い切ってMod.に踏み切ってよかったです!
ようやくMONTREUXのサドルネジが届きましたので、前回の続きを行っていきます。
このMONTREUXのサドルネジはイモネジがプレートに当たる部分がいわゆるオーバル状になっていて、弦振動がよりダイレクトに伝わるとのこと。
左がデフォで、右がMONTREUXです。
画像でもわかるようにデフォが凹、MONTREUXが凸になっています。
早速1本ずつイモネジの取替をやりましたが、それぞれ六角レンチのサイズが違っていてちょいと面倒な作業でしたが、難なく終了。
1,6弦のイモネジは同サイズでしたが、2~5弦はデフォよりもMONTREUXの方が短いため、ブリッジミュートの際に手が痛くなりづらくなりました♪
これで今回もMod.も全て終了したので、音の変化を説明したいと思います。
まずピックアップについて。
当初はLollar Blackfaceが搭載されていましたが、手巻きのCustom '69は思っていた以上にキャラクターが似ておりBlackfaceに比べミッドの盛り上がりを上手にローミッド、ハイミッドに広げた感じですね。
しかも今まで鳴っていなかった音域も聞こえるようになり倍音も豊かになりました。
色々とレビューで書かれているようにCustom '69は不思議なピックアップですね。出力は5.8kとかなり弱い部類でクリーンも繊細なトーンを醸し出すのに、歪ませると一気に音圧も上がり6.8kのBlackfaceよりもパワーを感じます。ホセフィーナ・カンポスの手巻きでもその傾向は変わらず、機械巻きに比べ暖かさや枯れ、音域の広さが加わったように感じました。
また裏バネの交換で1音1音の音が太くまとまりの良い音になりましたが、一番の変化が音の解像度が上がったこと。
Custom '69の霞のように鳴っていて存在感だけ感じていてた音域が、目を凝らせばボヤッと何かわかるように彩度が上がったのには驚かされました。
これにセラミックコンデンサーにしたことも加わり、より枯れたヴィンテージらしいストラトの鳴りになりました。
そしてMONTREUXのサドルネジは今回のMod.でボディー鳴りするようになったのがサドルネジの交換で止んだ他、音が交換前の状態よりも前面で鳴るようになりました。
ネット上でも音の変化が色々書かれていましたが、ここまでわかりやすく変化するものとは・・・ギターに比べわずか小さなパーツなだけに恐るべき効力です。
今回のMod.は自分の思い描いていたストラトのサウンドにぐっと近づけたし思わぬ副産物もあって、かなり決断して良かったMod.だったと思います。
もちろん今回のものは元々のギターの作りや素材の良さがあってのものなので、全てのストラトが同じように良い方向に変化するとは限りません。
前回所持していた’79年製のストラトキャスターは手にした状態がこのギターの最良の状態に感じたのでMod.に全く手を付けず、自分に合わなくなったと感じた時に手放してしまいましたが、今度のRittenhouse Guitarsは自分好みにカスタマイズ出来るポテンシャルもあってか、これからも自分の音の趣向に合わせて色々と手を加え続け、これからも末永く愛用していきたいですね。
HELIXに久しぶりのメジャーアップデートが来ましたね。
先日青系の限定HELIXが発売されたので、アップデートも近いと踏んでいましたがまさかのメジャーアップデートでした。
相変わらずサクサクっと更新完了。
今回電源を立ち上げたときのオープニングが黒バックだったものが、ちょっと豪華に切り替わってます。
主な変更点
New Amps
・US Princess, based on* the Fender® Princeton Reverb
・Das Benzin Mega, based on* the Mega channel of the Diezel VH4
・Das Benzin Lead, based on* the Lead channel of the Diezel VH4
New Cabs
・1x10 US Princess, based on* the Fender® Princeton Reverb cab
・1x12 US Princess, based on* the Fender® Princeton Reverb with a 12" Alnico Blue driver
New Effects
・Horizon Drive (Mono, Stereo)
・Swedish Chainsaw (Mono, Stereo)
・Pocket Fuzz (Mono, Stereo)
・Bighorn Fuzz (Mono, Stereo)
・Ballistic Fuzz (Mono, Stereo)
・Horizon Gate (Mono, Stereo)
・Acoustic Sim (Mono, Stereo)
・Poly Detune (Mono)
・Poly Sustain (Mono)
・Glitch Delay (Mono, Stereo)
・Poly Pitch (Mono)
・Poly Wham (Mono)
・Poly Capo (Mono
・12 String (Mono)
・Stereo Imager (Stereo)
・Shuffling Looper(Mono, Stereo)
さすがメジャーアップデートだけあって追加アンプ、FXだけでも数がものすごい事になってます。
追加機能も多く掲載するのがしんどいので辞めときますが、個人的によく使うアンプモデリングやFXの【Favorites】機能ですね。これだけの数になると新しいパッチを作る時に結構面倒なんですが、これでスムーズにお気に入りのモデルを呼び出すことが出来ます。
あと何気に『最小値/最大値のインジケーター』だったり、『インピーダンス自動化』も嬉しい♪
他の機種になりますが、HXStompがようやく同時使用ブロックが6から8に増設されましたね。
他にもアーティストプリセットが大量追加されてますが、これは一度ファクトリリセットをする必要があるので、もし確認したい場合はEDITでのバックアップを忘れずに。
とまあ、発売されて6年経ちましたが今回のメジャーアップデートでHELIXもまだまだ最前線で使用できるほどの機能が追加されました。
個人的に愛用中のものがスイッチング不良をちょこちょこ起こすようになってきたんで、これを機にブルーの限定品に買い替えてもいいかな?って思いも過ぎってます。