久しぶりにGibsonから松本さんのシグネチャーが発売になりますね。
TAK MATSUMOTO 1955 LES PAUL GOLDTOP
まさに小生が愛しすぎて自分でManaを作ってしまった'55 GTの2ハムバージョンです!
しかしこれ冷静に見るとギターの作り自体に?がついちゃうんですよね。
まず元が55年製なのにネックシェイプが59年のプロファイリングしたものが採用されていたり、このモデルの一番の拘りであるJeff Beck Oxbloodと同じようにバーブリッジ側にズラされたリアピックアップの位置が通常のレスポールと同じ位置になってるというね。
ここは松本さんもGTを作る際に工房にちゃんとJeff Beck Oxbloodと同じになるように細かく採寸してもらっているポイントなのでここを変更されたら・・・・ねぇ?
コンデンサーにはbumblebeeではなく当時この年代に使用されていたgrey tigerが採用されているのには納得してますが、肝心のピックアップがCustomBukerやTak BurstBukerではなくBurstbucker PROが載っているのも。。。
もちろん松本さんがチェックしてこのピックアップでOKを出しているんですが、シグネチャーの元になってるGTが歪みサウンドを特に気に入ってるのでそちらを優先したのかな?
当初Jeff Beck Oxbloodが良すぎて松本さんが作り出した今回の'55 GTなので、正直今までのシグネチャーモデルと比べてもシグネチャー感がかなり薄いです。
しかも折角の55年製なのに一緒なのがバーブリッジであることと、ALL GOLDであることぐらいで後はモデルとしても似てないものをシグネチャーとして出すとはGibsonも金儲けだけに走ったような感が否めません。
また元のは塗装をやり直してるのに、入ってないはずのウェザーチェックが入ってたりとやり過ぎですw
今回のシグネチャーは今までのもの比べてもかなりパッと見だけ似せてるものなっていて残念です。
でも小生も2年前にManaを作製してなかったら購入に躍起になってたかもしれないけどね。
先日ピックアップ交換を行い、AMOSがストックとして残ってしまいました。
これをそのまま残して置くのももったいない気がして、ちょっとした空き時間にこれを載せる用のギターを検索しまくってしまってます。
正直手持ちのギターで事足りるので、どうせなら普通に選んでもあんまり手に取らなそうなので思い切って趣向の違うギターという考えで、Vやエクスプローラー、SGなどを物色中。
あまり高いのものは今年は手が出せないんで、もし買うならEpiphoneかな?と思ってます。
昨年からバンドのサイドギター担当が手に入れたEpiphone製を2本調整してあげたのですが、それが予想以上にいい音に変貌を遂げたので、近年物のEpiphoneも悪くないなぁと。
特に2021年からInspired By Gibsonということでかなり力を入れており見た目にもパーツにも拘りが感じられて好印象なんです。
まあすぐすぐにとはいかないけれど、良いピックアップのために同額ほどのギターを買い足すっていう思考がなかなかやばいですよね。。
ようやく繁忙期も収まりを見せ、空いた時間にちょこちょこっとギターを検索してみてるんですが、なんの因果かめちゃくちゃ欲しいギターばかり見つかってしまって、どうやって気持ちを収束させるか困ってます。
今のところ、目に止まってしまったギターは以下の3つ
・Gibson Les Paul 25th/50th
・Gibson Les Paul Classic 1960 All Gold '93
・Gibson Les Paul / Marc Bolan
どれもこれも探してたものや、こういうギターが欲しいなぁと思い描いてたものばかり。
・Gibson Les Paul 25th/50th
これは1979年製で小生の誕生年のもの。この年はGibsonやFenderともあまり良いとされていない時期なんですが、その中でも一際目に止まりいつかはと思い描いていたギターです。
最近レスポールカスタム熱が再燃していることもあり見た瞬間勢いでポチりそうになったんですが、昨今のギター市場の値上がりや70年代もヴィンテージ年代として売り出されてきたこともあり、価格が数年前に比べ2倍に膨れ上がっていたのを見て、ちょっと諦めてます。
・Gibson Les Paul Classic 1960 All Gold '93
これは2年前に初めて手にしたGold Topのレスポールから、色んな所でGold Topのレスポールが目につくようになり、その後発売されたムックで完全に心奪われてしまってます。
その中でもいつかはAll Goldと呼ばれる指板とヘッドの表面以外すべてゴールドに塗装した55~56年のものが気に入っていたので、このギターを見つけたときは衝撃的でした。
しかもプレヒスコレの最終年で使われている木材や仕様などで評価も高く、この3本の中では一番安価なのもあり、かなり惹かれてます。
・Gibson Les Paul / Marc Bolan
これは前出したとおりレスポールカスタム熱再燃により目を引いたギターです。
しかも元のモデルがボディーは50年代のレスポール、ネックは70年代のレスポールカスタムが移植された興味深い個体。
現状一番理想に近いギターで、もう喉から手が出るほど欲しい!!
ただ値段が値段なんで、勢いだけではポチれないのが辛いところ。
一瞬、気の迷いで手持ち3本を処分して・・・とも思ったんですが、今手持ちのものはどれも思い入れが強いものばかりなので、なんとか思いとどまっております。
気持ちが爆発しないようにどうにか宝くじ当たるか、売り切れになってくれ・・・
昨日某オークションにてピックアップを検索していた時に見つけたものがちょっと違うんじゃないかと思い、注意勧告の意味を込めて書いてます。
出品内容は『Gibson E-Bucker』というピックアップです。
このE-Buckerというピックアップはこのブログでも度々書いてますが、同社のCustom Buckerという近年Gibson Custom Shop製のギターに搭載されており、なかなか高評価なピックアップを更に10%ほど抵抗値を弱くし、よりヴィンテージサウンドに近づけたものとなります。
件のピックアップなんですがリア・フロントセット出品されていて画像で抵抗値を載せており(それはそれで好印象なんですが)、それぞれ8.25Ω、8.19Ωとなっていました。
で、実はE-Buckerの元となっているCustom Buckerの抵抗値が8.0~8.2Ωなので、そうなると10%低くしてあるE-Buckerは7.2~7.4Ωほどに収まるはずで、実際の抵抗値に差がありすぎます(というか抵抗値は正にCustom Buckerそのもの)。
またCustom Buckerはピックアップの裏側は通称PAFと呼ばれる切っ掛けとなるシールだけが貼ってパッと見だけではモデルを分別するのが難しいんですが、E-Buckerには画像のように珍しくモデル名が分かるように別にシールが貼ってあるんですね。
件のピックアップの画像にはこのモデル名が掲載されているシールが貼られておらず、PAFのシールだけなんです。
だもんで、わざわざ付加価値のつくシールをいちいち剥がすかな?と思うわけです。
また画像のようにシールを貼るために半田位置をズラしてあるのがわかると思いますが、件のものは通常通り両側とも真ん中ではんだ付けしてあります。
もちろんGibsonは結構イレギュラーな事を平気でやってくるので、こういった所謂Custom Buckerとほぼ同じものを作る可能性は全く無いとは言えないんですが、わざわざスペックシートにCustom Buckerと同じものをE-Buckerと書く必要性があるかといえば・・・
一応出品価格としてはCustom Buckerが市場に出回っているくらいなので、単品売りされていないCustom Buckerを買うつもりであるならばなんら問題ないのでしょうが、やはりE-Buckerが欲しい人からすると本来のものとは決定的に違いがあるものをこの価格で購入してしまうのは・・ね。
説明文にも【Gibsonの現行カスタム・ショップ製品では、Custom BuckerよりE-Bucker搭載のモデルのほうが多いのではないでしょうか?】とかなり不確定な事まで掲載してるし・・・
実際は今でもCustom Bucker搭載してるものがほとんどですし。
皆さんもオークション等を利用する際はちゃんと調べて是非を確認してから入札してくださいね。