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単眼的ギタリスト

網膜剥離で右目がほとんど見えなく、且つ何事にも単眼的思考に陥ってしまいやすい管理人のブログ

THE JEFF BECK STORY



今日届いたTHE JEFF BECK STORYを観ながらギターの清掃&弦交換してたんですが、終始Jeff Beckのプレイに魅力されっぱなしでした!

観終えた後はさっそくテレキブをアンプの横に飾り、いそいそと哀しみの恋人達を弾いてました(^-^;


初めて買ったJeff BeckのアルバムはBlow By Blowでしたが、所謂ジャケ買いで当時15歳のお子ちゃまには全く良さが理解出来ませんでした(ノ∀`)

うーん、もっと早く良さに気付いて、もっともっと聴き込んでたらな……なんて後悔しつつ、曲を聴き返してます。

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Ovaltone / NUE DEVICE




ひょんな事からOvaltone / NUE DEVICEを3種類手に入ったので、早速実機に載せてその音色を試してみました。(Ovaltoneのホームページにもレビューを寄稿してます)


これはコンデンサーなんですが、普通のコンデンサーとは作りが全く違います。言うなれば新しい角度から攻めたヴィンテージコンデンサー風なものと言うべきものです。
所謂ヴィンテージコンデンサーというものは一括りにされがちですが、その実個体個体で容量の抜けが違うため厳密に言えば当たり外れが大きいもの。
それをNUEは程よい枯れ具合を再現すべくサーキットとして表現、パッキングし作り出されたものなんです。

ですので通常のコンデンサーには電圧(200Vとか400V)や静電容量(μF)が示してあり、それをレスポールやストラトなんかで使い分けをしているわけですが、このNUEには存在しません。
なもんで、NUEはそういったものを全く気にせずギターに搭載できちゃうんですね。



NUEには基本となるROSSO(赤)、パワータイプのNERO(黒)、ブライトなタイプのBIANCO(白)があります。
試奏した結果、ざっくばらんに書くとROSSOはオールド系、NEROはハイゲイン系、BIANCOはモダン系に相性抜群です。
トーンを絞っても音が籠もりすぎる事はなく、変化としても通常4か5~10の間で変化するものを0~10に入れ込んだという印象があり、どの位置にしてもしっかりと音が抜けるので必要以上にトーンを弄って弾くのが楽しくなります。


まずはROSSOのレビューから。
近頃Sprague社のコンデンサーしか使用してないので、それとの比較になるんですがROSSOは一番Bumblebeeに近いですね。
若干ローがぼやけてしまうんですが、それを気にさせないほどクリーンや歪みの倍音が気持ちよくなります。
またBumblebeeにありがちな音のうねりがなくなり、ピッキングニュアンスがよりダイレクトに出力されるため、クリーンやクランチを主とするプレイに向いているなぁと感じました。
3種類の中でも基本となるモデルなので、何を搭載したいか迷ったらまずはROSSOを試すと音の方向性が解りやすいかもね。


次にNERO。これはROSSOとは逆にローがグッと前に出てきます。
ただ太くなるという訳ではなくローも締まった音で、それと同時にプレゼンスも加わってくるので、出音がより元気に感じるようになります。
歪みのノリも良くなるので、通常よりも1割ほど歪みを抑えるても充分に満足できる音になりますね。
ガッツリ歪ませてもグチャッとなりづらいのでレスポールやSGなど、マホガニーボディに載せるとより効果を感じることが出来ると思います。


最後にBIANCO。これは弾いてみて一番モダンな印象を受けました。
出音はブライトなんですが、じっくり弾いてみるとただブライトなっている訳ではなく、ギターのポテンシャルを余すこと無く出力している事が分かります。
多分ですが、よりハイスピードで音の輪郭がよりハッキリするので、ブライトな傾向に聴こえるのかな?
Grey Tigerと比較しても高音の出方はほぼ同じなんですが、そこにしっかりとしたローを感じることが出来るのがBIANCOですね。
これはsuhrなど最近のモダンギターに多いSSHやHSHに載せてあげると、よりギターのポテンシャルを1段階上に引き上げてくれます。
特にシングルとハムが両方載っているギターのコンデンサー選びは難しいところがありるんですが、NUEに関して言えば全く気にせず載せれるので、ぜひオススメしたい組合せです。



とまあ長々と書いてしまいましたが以上の試走の結果、小生はROSSOをTAK Firebird、NEROをAutergo、BIANCOをSevernに搭載させました。
本当はNEROをVictory MV-Ⅱに載せてあげたかったんですが、いかんせんNUE最大の欠点であるDEVICE自体の巨大さ故、ボディーを新たにザグらなくてはならないので潔く諦めました。

当たり外れが無く、しかもヴィンテージより安価で手に入れる事ができるので、コンデンサー選びに迷っている人にぜひ一度試してもらいたいですね。
ただ、魔法のアイテムではないので、ギター自体も元からそれなりに良い音がしないと買うだけ無駄になっちゃうのでご注意下さい。

近況報告など

昨年末から忙しさと体調不良とインフルエンザにやられてしまってましたが、ようやく落ち着きを取り戻したので、ここ3ヶ月ほどの近況報告をば。




まずBlackBurstの売却から。
これはあまりにもBlackBurstの音が良すぎた為、オリジナルギターを練習でも手にする機会が殆どなくなってしまったのに端を発っします。
今年2018年がオリジナルギター製作からちょうど10年の節目になるので、これを機にもっとAutergoを弾こうと考えたんですが、どうもBlackBurstがあると意識とは裏腹にそっちばっかりに手が伸びてしまい、終いにはTak Firebirdまで手にする機会が極端に減少してしまいました。

結局は自分の意志の弱さが原因なんですが、元々コレクションという意識でギターを購入しておらず、キチンと弾いてあげる為にBlackBurstを手放す決心をしました。
あと少なからずバンドの音に(他のギターに比べ)マッチしてないというのもあったかも。



次はKnagss Severn。
これは定期的に弾いているので順調に好みに育ってます。
コンデンサー変更後はちょっと扱いが難しくなった気がしたものの、その後鳴らしが進む度に音の角が取れてきていい感じなってきました。
Rebel Yellも以前使用していたときとは違い出力も扱いやすく、細かくPickupの高さ調整でかなりイイところまで追い込めたのも良かったです。
バンド活動もボチボチ3月から再開予定なんで、機会をみつつスタジオにも持ち出そうと考えてます。



Victory MVIIについて。
入手当初からリアピックアップの音を停めた時になる金属音のような甲高い音が気になって、色々ノイズ系統の処理を工房でしてもらいトーンを弄ることでなんとかしてきましたが、どうもまた演奏中に気になりだしたので、本格的に手を加えることにしました。
本当はこのギター専用に作られたMagna IIを取り替えることに躊躇してましたが、それが原因となっている要員が強くなった以上、交換することにしました。

で、何に交換するか悩み抜いた結果、フロントについてるVelvet Brickをリアに、フロントには以前購入していたBluesbuckerにしました。
Velvet Brickは同時期のThe SGのリアに搭載されていることもあり即決で決まり、これにバランスの良いものを考えBluesbuckerになったんですが、今のところ大正解です♪

全体的に出力が抑えめになり他のギターとのバランスが取りやすくなった事もあるんですが、タップしたときの音がよりストラトのシングルに近い形になったのがかなりの収穫でした。
やはりテレキャス系の音に慣れない事もあり、同じシングル系でもストラトの方が何かと扱いやすいです。
しかもBluesbuckerは疑似P90なんですが、コイルキャンセル用をタップしてあげるとより繊細な音になるので、タップしたリアともバランスがとても良かったです。

タップしたサウンドはSevernがパワー型の79~80年代の、Victory MVIIはモダンなストラトって感じで今後は使い分けようかと思ってます。



最後にHERIX。
これはようやく念願のFreidmanのモデリングアンプがバージョンアップで搭載されました!
Forumではレガシーエフェクトの搭載に盛り上がってますが、POD以外はLINE6のエフェクターに興味が無かったので、小生としては全くパッとしませんでした。

Freidmanは待ちに待っただけではなく、音もすこぶる良くてもう感動しっぱなし。
早速メインパッチの半分をFreidmanに変更しちゃいました。
コンプ、サチュレーション感がもうドンズバ過ぎてたまりません。
今度のスタジオ入が待ち遠しい!!

コンデンサー交換

先日、Severnは現時点では全く手を付けようと思えないと書いたな。アレは嘘だ。


というのも、このところずっと他のギターと弾き比べしていて、どうもOrangedrop特有の低音の出方が納得いかなくなってきてしまいました(^_^;)

Severnはアルダーボディー✕メイプルネック✕メイプル指板の組合せなんですが、意外や意外、現在所有しているギターで1番低音が膨よかなんですよね。
それに加えオールドではないOrangedrop搭載なんでしょうがないっちゃあ、しょうがいかもしれません。


で、新しく何に変えようか考えてたんですが、まずは明確な方向が自分の中で固まるまでは安定をとってBumblebeeのお世話になることにしました。
ちょうどオールドの0.033μF / 600Vのが1個手持ちにあるので、それを取り付けることに。



音の変化はやっぱり如実に現れますね。
まあ新品とオールド品での違いも多少あると思いますが、全体的に艶が増した印象があります。
特に低音がブリブリだったのが、品の良い艷やかな纏まりのあるものに変化しました。
全体的にPickupのパワーが強めなので、低音が暴れるのを上手く抑えられた感じです。

一応ちょっとしたmod.だけど現状満足してます(*´ω`*)
後はもう少し時間をかけて弾き込んでから、更に細かく追い込めたらなと思ってます。

new comer!!



購入後かなりの悶着がありましたが、なんとか無事手元に到着しました。

元PRSプライベートストック責任者であるジョー・ナッグスが自身のデザインしたギターを制作するため2009年に設立されたKnaggs Guitars。
アメリカでは順調に売上を伸ばしているようですが、ここ日本では代理店の計画が悪いのか知名度もイマイチのようです。

以前からPRSを愛用してきた小生も設立頃から気になっていたんですが、如何せん発表されるギターがSSSタイプばかりで、あまり購入する意欲が湧きませんでした。
ところがsteve stevensのシグネチャーを発表する頃からモデルにハムバッカーを搭載したものが登場し、今回ようやく自分の好みに合うタイプに出会えることが出来ました♪


今回入手したSevernはSSS、HSS、HHが主流の為かHSHは弾が少なく、またTier3になるとほとんど国内では流通してません。

しかも今回のは比較的初期ロットであるため、現在のハムバッカーはSH-2nとTB-4、シングルにはSSL-5なのに対し、このモデルはハムバッカーにBare Knuckle Rebel Yell、シングルはSSL-1を搭載しています。

指板もCurly Mapleを使用したりとちょっと普通のSevernとは違った趣があるのがポイント。



ネックはセットネックになっており接合部分はナッグス自ら削る工程を行い、ストレス無くハイポジションにアクセス出来ます。



また配線材もよくある細い配線材を使用してないのも良いですね。
コンデンサーもオレンジドロップを使用していたりと、現時点では全く手を付けようと思えない程完成度の高いギターですね。

ボディーのアルダーやコンデンサーのオレンジドロップも相まってか、サウンドは比較的太く艷やか。
パワーがあるRebel Yellを搭載しているけど攻撃的ではなくあくまで弾き手のニュアンスを事細かに再現してくれる繊細さがあります。

ナッグスがPRSに在籍していたこともありどうしてもPRSと比較してしまう面がありますが、私見としてはPRSよりも中音域が主張していなく、より柔軟に色んなジャンルに対応でき、取り分け歪みの少ない音にはコチラに軍配が上がりますね。

またPRSも作りがしっかりしていますが、製産本数が少ない為かより精巧に作られており1本1本にナッグスの管理が行き届いているのが見て取れるようです。



前出したように、今回購入に辺りかなりストレスの溜まる運びになった初めてのギターですが、それだけに手元に来てからの愛着がかなり高まっているので、これから大事に育てていかないといけないなと思っております。

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自己紹介:
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